司書養成制度の問題
司書資格の取得方法は、大学の正規の教育課程の一部として設置されている司書課程と、夏季に大学で集中して行われる司書講習がある。
司書講習は、本来現職の図書館職員向けのものとされているため単位認定が甘く、「暇と講習代さえ揃えば取得できる資格」と揶揄されることがある。しかし現在では、現役大学生の受講が増えている。
一方、司書課程は司書課程のための全国統一的なカリキュラムが図書館法の制定以来現在に至るまで作成されておらず、実際には本来現職者向けであり取得を求められる単位数が少ない司書講習に相当する科目の単位の認定を受けて、大学を卒業すれば司書資格を取得できてしまう。
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また、教諭や学芸員の文系資格のなかで、司書は実習が必修ではない。実習が必要かどうかは賛否両論があるところであるが、実習が必須ではないがために、司書資格は夏期集中開講の講習でも取得可能である(ただし、通学課程の大学によっては実習を設けている所もある)。
このようなカリキュラム上の問題のために司書資格の取得者は非常に多く、年間1万人と言われているが、司書資格取得者の求人は全ての館種を合わせても数百人にも満たず、就職と結びつきにくい資格とされる一因になっている。